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歯周病とは
歯周病は、以前には歯槽膿漏(しそうのうろう)といわれることが多かった病気で、その程度によって「歯肉炎」、「歯周炎」と呼ばれます。 この病気は歯ぐきや歯槽骨といった歯の周りの組織が炎症を起こす病気です。 歯周病はひどくなると歯を失うことになるのですが、最初は痛みもなく、時間をかけて進行するので、処置が遅れがちです。 歯ぐきに炎症がおこった状態を 「歯肉炎」 といい、これがもっとも軽度な歯周病です。 炎症がおこると歯と歯肉の間の溝が深くなります。 この深くなった溝を歯周ポケットといい、 プラーク(口の中の歯垢)がたまりやすく、歯磨きがしにくいので、歯周病菌にとっては繁殖しやすい格好の棲家となります。 しかしこの段階では、歯磨きのとき多少の出血があるとか、歯ぐきの薄い人であれば知覚過敏の症状が出る程度です。
さらに炎症が深まり、歯と歯ぐきがくっついている部分まで達し、歯と歯ぐきがはがれると、
歯周ポケットはさらに深くなり、健全な状態に回復させるのは非常に困難な状態となります。
歯周ポケットが深くなり、セメント質や、歯根膜といった歯周組織まで炎症が広がると、 「歯周炎」 と呼ばれる状態となります。 そして、もっともひどい状態になると歯の根をささえている歯槽骨を溶かし、土台を失った歯はグラグラになり、やがて抜けてしまいます。
歯周病の原因歯周病はプラーク(口の中の歯垢)のなかの細菌が起こすことが知られています。 しかし近年では、疾患を進行させる原因としては、他にも多くの要素が関わっていると言われるようになっています。
これらの人は、歯垢がたまりやすく、リスクが大きいと言えます。 歯のかぶせものにすき間があるケースでは、そういう部分に歯垢がたまりやすくなります。
ニコチンは歯に歯垢を付着させやすくし、免疫力も低下させると考えられています。 ヘビースモーカーは、喫煙経験のない人に比べて、重度の歯周炎になる確率が5〜7倍高く、進行速度も平均20年早いと言われています。
精神的・肉体的なストレスは、唾液の性状を変えたり、免疫力を低下させます。
鼻ではなく口を中心に呼吸する人は、口の中が乾燥して、唾液の働きが弱まります。
歯茎から染み出る体液と女性ホルモンが混ざると歯周病菌の増殖を助けるとされています。
糖尿病の高血糖や血液中のブドウ糖のアンバランスが歯周病を起こしやすくします。 他にも唾液の分泌が少なく免疫力が低下している高齢者、薬の副作用、歯の噛みあわせ、遺伝的要因なども原因になると言われています。
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